トカレフTT-33

トゥルスキー トカレヴァ(Tulski Tokareva)

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日本で事件になっているトカレフ(黒星)はこのTT33では無く、中国製のコピー品である五四式拳銃の方である。
そして、実際には中国製だけでなくソ連製、さらにはアメリカ製のトカレフも押収されている。

訓練された兵士が使用することを前提にしており、安全装置が一切存在しない。
ただし、厚い手袋や防寒具を着用した状態でも扱いやすいよう、あるいはハンマーを服などに引っかけて暴発しないように、半分スライドでカバーされたラウンドハンマーを装備するなど、それなりの配慮も見られる。
なお中国製の五四式拳銃や、ツァスタバ社(旧ユーゴスラビア)などの一部のコピー製品では、輸出(民生用)も意識してかサムセーフティが追加されている。

1953年に製造を終了したが、東側諸国で多数ライセンス・コピー生産された。
正確な総生産数は不明ながら、コルト ガバメントと並んで『世界で最も多く生産された拳銃』と称されることもある。